2012年7月18日水曜日

俺の屍を越えてゆけ 当主の覚書3



1018年6月 (初代当主―年齢:10ヶ月 3ヶ月目)

薙焔と二人で朱点童子の拠点の一つ九重楼の討伐に出る。九重楼は山の上にある塔だ。
山道の妖怪を斬って斬って斬りまくり、九重楼の門に辿り着いた時には、私たち二人は満身創痍。
門を後にし、京に引き上げた。

1018年7月 (初代当主―年齢:11ヶ月 4ヶ月目)

福招き美也様と私の子どもが屋敷にやってきた。女の子で、弓使いとして育てるつもりなので福弓と(ふくゆみ)名付けた。
福弓はまだ幼い為、使用人に預け私と薙焔は鳥居千万宮に巣食う朱点童子一党の討伐に出る。
鳥居千万宮は巨大な神社だ。結局ここも境内の妖怪を山ほど切ったが本殿にはたどり着けなかった。
しかし火車と地鳴りの巻物が手に入った。

1018年8月 (初代当主―年齢:1年 5ヶ月目)

私が若草山萌子様と交神の儀を執り行う。

1018年9月 (初代当主―年齢:1年1ヶ月 6ヶ月目)

福弓が討伐に行けるほど成長したので、今回の相翼院討伐を初陣とする。
福弓、初陣だがその弓で数々の妖怪を討つ。
蛇麻呂の巻物も手に入れ戦果は上々だが、本殿には辿りつけず。

1018年10月 (初代当主―年齢:1年2ヶ月 7ヶ月目)

若草山萌子と私の子ども屋敷に来た。我が家、初の男児である。私と同じ剣士として育てよう。
山剣(さんけん)と名付けた。
今月も三人で九重楼討伐でる。が今回も九重楼には辿りつけず帰還。

1018年11月 (初代当主―年齢:1年3ヶ月 8ヶ月目)


先月に続き三人で九重楼討伐でる。が今回も九重楼には辿りつけず帰還。
戦利品に巻物のツブテ。