2012年5月12日土曜日

メタルマックス2: リローデッド―脳内補完Replay・Part9―

賞金首のアダムアントとデスペロイドを仕留め、十分な力をつけたと判断した俺達は、山越えに挑むことにした。その山は、賞金12500Gのサイゴンの住処だ。
少し前にここに足を踏み入れた俺たちは、奴のパワーに蹂躙され死に、Drミンチのもとに召された。
サイゴン戦メンバーを決める話し合いで、SナイトSが俺に言った。
「コルト、アスザの村の南に不発弾の館という店がある。そこに俺を連れていけば、12500Gは俺が保証してやる」
俺は言った。「なんなんだい、そこは?」
「俺たち砲弾職人御用達の店だ。ありとあらゆる砲弾の材料が売っている。サイゴンは生物系だから奴に麻痺ガス弾をぶちこんでやれば、あとこっちの好きに料理できる、まぁ最終的にボウヤの腕次第なんだが。」そう言って、SナイトSはモーゼルを観た。
「あんなデケー的外さねぇよ。オッサン!」珍しく喰って掛かった。姉のマウザーを目の前で、殺されたのが(生き返ったとはいえ)まだ引っかかているようだ。
俺はSナイトSに尋ねた。
「OK、ナイト兄ちゃんの職人芸をたっぷり見せてもらおう、不発弾の館まで案内を頼むよ、マウザー姉さんがバギーを運転してくれ。砲弾を手に入れたたら、俺とモーゼルとガーランドで山にはいる。」
俺たちは不発弾の館で、材料をたっぷり買い込み、しばらくは砲弾作りにせいを出した。10発の砲弾を作り、俺たちは山に入ることにした。
山頂に登り切った時、サイゴンは現れた。
電光石火。サイゴンが見えた時には、モーゼルは砲弾を発射していた。麻痺ガス弾は命中し、サイゴンの動きは明らかに鈍かった。
動きの鈍ったサイゴンを仕留めるのに時間はかからなかった。

俺たちは山を超え、やっとリッチーに頼まれた目的の店、サースティの酒場にたどり着いた。
そこは荒野にぽつりとたった酒場だが美人の双子のダンサーがいるおかげで、大きな街の酒場みたいに繁盛していた。
俺はダンサーにリッチーから教わった合言葉を告げ、武器を手に入れると、店を後にした。
本当ならドックシステムで飛んで帰りたいところだが、俺たちはバイクを砂漠に走らせた。

それはサースティの酒場で聞いた噂。南の砂漠にクルマが埋まっている。
俺たちは地雷探知機を持っていたので、それで砂漠の中を探すことにした。砂漠といっても狭い範囲なので数日もあれば、噂の真偽を確かめられる。
3日も砂漠をうろついて、飽き飽きしてドックシステムのスイッチを入れようかと考えた時に、モーゼルの歓声が聞こえた。
「コルトの隊長!反応があったぜ!!」
反応があった場所を掘り出すと、無骨な装甲車がそこにあった。
ガーランドが汗を拭いながら言った
「愛称ははどうすんのよ?映画評論家さん」
「エクスペンダブルズ」
俺は答えた。