2012年5月10日木曜日

メタルマックス2: リローデッド―脳内補完Replay・Part8―


アンタレス探しの最中にハトバに立ち寄った時、リッチーに呼び出された。ヒヌケ団の戦力増強の為武器を手に入れてこいという。
お目当てのブツは、同じくバイアスグラップラーに刃向かってる連中が、酒場を装って武器を密売してるのでそこで手に入れられる。
しかし問題は、その酒場があの山を超えた、更に北の荒野にあることだ。俺はあのサイ―賞金12,500の賞金首サイゴンの事を―俺達がどんな風に殺そされ、バギーの修理代がいくらだったかをリッチーに説明し、しばらく時間をくれと言った。


俺達は一旦ヌッカの地下酒場で全員で話し合った。ベロベロに全員が酔っ払う前に決まったことは、戦力増強の為、二体の賞金首をとる。(賞金4500Gのデスペロイドと賞金6000Gのアダムアントだ)
次にハンターオフィスで出されている依頼を受け金を稼ぐ。ハンターオフィスでは賞金の支払い以外にも仕事をしている。荒事を得意な連中を村人や町人が必要とした時、オフィスに行き賞金稼ぎ達を雇うのだ。

俺達は、翌日二日酔いが収まるとデスペロイドの追跡に入った。メンバーは俺、ガーランド、モーゼル。エルニニョの近くに出没する。一週間ほど粘ったら奴を発見した。
デスペロイドは馬鹿でかいロボットタイプだが、殆ど骨格しかないので背の高い骸骨に見える。しかし動きは素早く、四本の手にもった銃は拳銃タイプだが、俺達人間から見れば50口径を遥かに越えるサイズで、高速射砲に見える。それを凄まじい速さでぶっ放しまくる。多くの賞金稼ぎはそれでミンチにされた。俺達は違ったが。
俺はバイクでその銃撃の嵐を躱しながら、電撃銃を撃った。モーゼルもバギーの砲を撃ちまくっていた。ガーランドはその合間を縫って―というより全く気にもとめていないようも見えるが、デスペロイドに拳や力任せに鉄パイプを叩きこみ、奴の身体をヒシャゲさせると、次の瞬間には消えていた。
デスペロイドは直ぐに屑鉄に変わった。
奴は殺した人間の武器―とくに銃を収集する癖があったようで、屑鉄の中から一丁の拳銃が出てきた。そいつは大破壊後のコピー品などではなく、破壊前の技術で極めて精巧に作られた銃だ。全ての部品が精密に作られ、それはどんな液体よりも滑らかに動いた。一段撃ち始めればまるでマシンピストルのようなスピードで弾丸を発射することが出来た。その銃にはKimber と刻印がされていた。

次の標的は6000Gアダムアント―だが居場所が全くわからない。俺達はまたハンターオフィスの依頼なんかをこなしながらアダムアントの情報を集めたが、奴の居場所はわからなかった。
ハトバの男から、西の森の狂暴な犬・チワワを殺す依頼を受けた。俺達はチワワを何とか片付けたが、その時犬の強さを思い知らされた。
以前に、森の南にある犬の村に訪れた時、犬を仲間に出来たがしなかったのは、間違いだったようだ。俺達は直ぐに犬の村を訪れポチという戦闘犬を新たな仲間として迎え入れた。

それからしばらくして、ある時マドの村の復興のための木材集めを手伝っている時に、ハトバの西の森の廃屋にドデカいアリの巣穴を発見した。俺達はその木材集めを手伝ったあと再び穴に入った。
巣穴の奥にはクルマもバイクもはいれないので、侵入メンバーは俺とレスラーのガーランドとナースのレミントンに決まった。

アリばかりの巣穴を進んで行くと、黄金の巨大なアリ・アダムアントがいた。それに凄まじい数の蟻たち。
俺達は炎と弾丸と毒ガスをトンネルの中に撒き散らし、何十体ものアリを殺した。
殺しても殺してもアダムアントが奇妙な声を上げるとアリは出てきた。キリがないさっさとアダムアントを殺して引き上げなきゃいずれこっちの体力が尽きるだろう。
雑魚アリの毒ガスにレミントンに任せ、俺とガーランドはアダムアントに集中攻撃をかけた。
ガーランドの連続攻撃がアダムアントの固い革を凹ます度に、聞くに堪えない悲鳴を上げていたが、その悲鳴もガーランドが奴の頭を叩き潰した時に止まった。