2012年5月8日火曜日

メタルマックス2: リローデッド―Replay・Part4―

ワイルド・バンチを走らせ砂漠を越えてエルニニョに入った。エルニニョの付近で襲ってきたグラップラーを機銃で片付ける。
それをリッチーに報告すると、リッチーはハヌケ団の一員として認めると言った。
彼らは―ハヌケ団はこの町の人間でグラップラーたちに抵抗している地下組織だ。用があれば俺を使うとリッチーは言った。俺は構わない答えた。
そのあとリッチーは、ヌッカの酒場の場所を俺に教えた。そこはハンターオフィスのある建物の地下にある酒場だが、賞金稼ぎたちの溜まり場になっている。
そこで合言葉を言えば、ヌッカという男が仲間を仲介してくれる。
俺はヌッカの酒場に行き、俺の構想―復讐者の同盟に、賛同しそうな奴らを探した。
人間狩りどもは商売熱心なので、恨みを持ってる奴らは沢山いたが、俺の構想に興味を示すベテラン一人もいなかった。俺みたいな15かそこらのガキが何を言っても戯言に聞こえるだろうからしょうがない。
だが、一週間も通うと、6人の駆け出しが俺の構想に乗ってきた。

まずは、戦車のない戦車乗りのモーゼルがバギーに乗れるならと仲間になった。モーゼルは19歳で、15年前に人間狩りにあい修理工だった父親は殺された。
それから姉貴が親の跡をつぎモーゼルを育てた。モーゼルはそのことは、ほとんど覚えていないが戦車乗りになり奴らに借りを返す為、故郷を出た。姉に面倒をずっと見てもらってたせいか、俺よりもガキっぽかった。赤毛で背が少し低い為余計そう見えた。

その姉貴―マウザーというが、モーゼルを心配してやはり一緒に故郷を出た。モーゼルより9歳年上で、同じ赤毛のショートヘア、きつい目をしているが美人で、モーゼルよりも背が高い。いかにも姉貴という感じで、メカニックの腕もよさそうだ。

ナースのレミントン。40歳で髭面の大男だ。目が細くやさしそうに笑う。レミントンは有る村で医者でだった妻と病院をやっていたが、ある日レミントンが薬を買い出しから戻ると村はきれいさっぱり消えていた。あとはもうわかるだろう?

レスラーのガーランド。こいつはレスラーのくせに小柄で女だ。しかし筋肉はまさに鋼そのもの。
ガーランドは恋人を15の時に人間狩りに連れ去られ、レスラーになった。それが8年前だ。

そして最後はアーチストのサタデー・ナイト・スペシャル。SナイトSは幸運なことに今までの人生の30年間まったく人間狩りと関わりがない生活を送っている。人間狩りにはまったく恨みもない。
SナイトSは自分で作った砲弾でモンスターがブっ飛ぶのを見たくてしょうがない。ただそれだけだ。
東洋系の男で面長の顔、黒い長髪の髪を薄汚れた黒いコートに垂らして、サングラスの奥の目はテッド・ブロイラーとはまたちがった狂気に輝いている。

とにかくこれで復讐者たちの同盟をなされた。