2012年5月15日火曜日

メタルマックス2: リローデッド―脳内補完Replay・Part16―

船で湖の未探索地域を探索する。メンバーは、俺、ポチ、ガーランド、レミントンだった。
イスラポルトの北西側に上陸出来る砂浜があった。
砂浜から西に巨大な白鳥の形をした船が見えて来た。今は地上にあり、中は町になっている。
中の住人はあっさりと俺達を町にいれたが、俺のことを知っていて、悪逆無道と罵しり、血統をしろという。
俺が決闘相手の家族を殺したからだという、訳が分からなった。
決闘相手―ガルシアに会うために決闘を承諾した。この鳥の頭の上で俺を待っている住人に教えられた。俺は一人で、ハシゴを上った。
そこには、見たこともない、ロボットが俺を待っていた。
そのロボットは自分は昔、マリアと一緒に戦った傭兵の一人だと言った。そう言えばガルシアというおとこがいた。たしかワイルドバンチは元は奴のバキーだ。
奴の話によると、どうやらあの戦いで生き残ったが、人間狩りに共に連れ去られ改造された。そして手下になり下がり、マリアに張り倒された恨みを俺で晴らそうと俺を待っていた。
外見は大分変わったが、下衆な匂いは変わっておらず、その匂いが俺に5年前の記憶を思い起こさせた。
「良いだろう、決闘するには十分な理由だ」俺は奴に言った。
そして集中した。最近習得したレスラーが使う戦闘法の一つ”ヨコヅナオーラ”だ。限界まで集中力を高めることで一時的に肉体的限界を越える。俺は深く集中した。
奴は懐から煙幕弾を取り出し俺に投げた。実戦慣れした行動だ。
俺は何の意識もせず、拳銃を抜いていた。煙幕弾を空中で撃ち落とした。ホルスターに拳銃をもどした瞬間、俺は一気に詰め寄り、拳を奴に叩き込んだ。拳は奴の装甲をぶち破っていた。
腕を引き抜くと奴はバランスを崩し、落下し、バラバラになった。
町の連中はさっきとは打って変わって俺たちを歓迎した。強けれそれでよいというのがこの決闘の町スワンのルールらしい。俺達は町をあとにした。

そのまま北上すると広い盆地に出た。その盆地の真ん中には風力発電所があった。
しかしそこはグラップラーに占領されててしまい、閉めだされた人たちが、近くの村で途方に暮れていた。

俺達は発電所に侵入した。発電所は戦車が入れるほど巨大で探索も楽だったが、途中からは戦車が侵入できず降りて探索した。
最深部と思われる所に、手配ポスターで見た奴がいた。賞金37500のダスト原人だ。
ゴミの塊の巨魁。でかさは3m強程度で、モンスターで言えば大人しめのサイズだ。
俺達は奴に襲いかかった。俺とガーランドは直ぐヨコヅナオーラに集中した。レミントンは俺達に注射をぶち込んだ、これで怪我をしても直ぐに治る。ポチは凄まじい唸り声をあげダスト原人に体当たりした。奴を穿ち抜くかという勢いだった。しかし奴はよろめきながらも、電撃を発し俺達を全員しびれさせた。が、俺とガーランドは構わず突っ込んで連続で手刀を叩きこみまくった。
肉体の限界を超えた俺とガーランドの手刀は、奴の身体をズタズタにひき裂いた。
奴も狂ったように音波や電撃を発したが、俺もガーランドもポチも止まらなかった。
数分後には奴はズタズタになり、そこには、ただゴミが散乱していた。