2012年5月12日土曜日

メタルマックス2: リローデッド―脳内補完Replay・Part11―

スカンクを倒した後、ビルの中を探すと、東の橋を下ろすスイッチが見つかった。これで東側にに進出できる。
しかし、いくつかやり残したことがあった。
賞金首の千手沙華を仕留める事と、バズースカという町の北にあるピラミッド型廃墟の探索だ。
まず俺たちはピラミッド型のは廃墟に向かった。まれに廃墟の中に賞金首が潜んでいることもある。
俺たちはビル中にはいった。
中は元は大企業のビルのようだった。まだコンピュータが一部生きていて、この会社が様々な商品を作っていたことを教えてくれた。
ビルの中には賞金首はいなかったが、とんでもない宝が放置されていた。戦車だ。
赤く重厚な装甲に、雄々しい砲塔。俺はこの赤い戦車の愛称レッドブルときめた。
モーゼルが凄い速さで、レッドブルによじ登り操縦席に入っていって、歓声を上げた。この世界に戦車乗りは星の数ほどもいるが、戦車に乗っている戦車乗りはぐっと少なくなる。

戦車も手に入れたので、次は千手沙華の討伐に向かうことにした。場所は知っていたハトバの西の森の奥にそいつはいた。
森に入るたびに俺たちは千手沙華を見ていた、それは糞でかいツタや花や食虫植物が何本も何体も寄り集まってできた巨大な化け物で、森の奥にずっといた。動かないので、今までほっといたが、奴を仕留める時が来た。
レッドブルの初陣にちょうどいい相手なのだが、あいにくと森の奥は、戦車は入れない険しい地形だった。俺、ガーランド、レミントン、ポチのメンバーで生身で奴を仕留める事になった。
奴は俺達が近づくとすぐに襲いかかってきた。
火炎瓶、DDパイナップル、火炎放射器、炎が出るものを総動員して奴を燃やし尽くした、ガーランドは別だったが。彼女はいつも通りその力だけで、奴のツタを引きちぎり、茎を引き裂いた。
一時間後には俺達は賞金を受け取り、いっぱいやって、モーゼルと俺は、すでに二回目のゲロを吐いていた。

俺たちは意気揚々と新しい土地に入った。俺たちを止めるもの何もない。次々と賞金首を撃破し、俺たちの、噂をする連中もおり、完全に有頂天になっていた。それが間違いであることはすぐに思い知らされた。
港町で知り合ったエイハブという爺さんの船で、賞金首のUシャークを追えった。がお目当て以外の賞金首に遭遇し、Uシャークより格下だったのに全滅させられ、賞金首でもなんでもないモンスターのカジキにも二度も全滅させられた。
地上でも糞でかいゴミの塊のモンスターに遭遇するたびに全滅させられ、そいつを見たら俺達は煙幕弾を投げまくって逃げ出した。逃げ出させればまだ言い方で、たいていは逃げられもせず全滅させられた。
俺たちは死ぬたびにDrミンチのもとに届けられ、息を吹き返した。あまりにも俺たちが全滅するので助手のイゴールは俺たちをモニターしているようだった。

完全に自信を砕かれた俺達だったが、暫くは東の港町イスラポルトを拠点に腕を磨く事に決まった。